メンテナンスしないとどうなる?
エレキギターは気候や湿度によって様々な影響を受けます。まったく触っていなくても、長い間放置しておいたという理由で弦やネジが錆びてしまったり、電飾系統に接触不良が起きる可能性があります。久しぶりにギターを弾いてみようとケーブルをさしてみたら音が出なかった・・・。そんなトラブルにことにあわないよう日頃のメンテナンスを忘れず心掛けておきたいところです。
これだけはしておきたいギターメンテナンス
■ギターはケースかギタースタンドで保管しよう
ギターの保管として良くないのが、壁に立てかけておくというやり方です。何時でも弾けるように・・・というスタンスはいいのですが、これはネックの反りの原因になります。また倒して傷つけてしまう危険もあります。ギターはケースにしまうかギタースタンドで保管するようのがベストですが、毎日弾くのならギタースタンドに置く方がいいでしょう。部屋の湿度が高いという場合はケースに入れるようにしましょう。ケースに入れる時は市販の乾燥剤か除湿シートを一緒に入れておくようにします。
■弾き終わったらギタークロスで拭こう
ギターは弾いているうちに手垢や油で汚れがかなりつきます。ギターを弾き終わった後はギタークロスか柔らかい布で手垢や油を拭きとっておきましょう。こうすることで錆びや金属の変色を防止になります。
■こういう場所には置かない
・ストーブの前(最悪火事に)
・直射日光の当たる場所や窓際(ネックや塗装に悪影響)
・クーラーやエアコンの風が直接当たる場所(ネックに悪い)
・湿気の多い場所(木材が膨張)
湿度調整について
ソリッドギター(エレキギター)は一枚板の木で出来ているので湿度や環境の影響を多大に受けてしまいます。高温多湿は駄目なのは当然のこと、湿度が低すぎるのもギターにとってよくありません。湿度計の数値でいえば45%から55%くらいが最適環境といえます。冬場と夏場では湿度は大きく違ってきますので、湿度計を常に確認し除湿機や加湿器で部屋の湿度を調整するのがベストです。まああまり気にしすぎるのも良くはありませんが、気密性の高いマンションなんかでは湿度が常時70~80%超えるような所もあったりします。大切なギターなんでここのところはしっかり調整しておきたいところです。