エレキギターのパーツ(部品)と役割を知ろう | エレキギター塾

エレキギターのパーツと役割

エレキギターはいろんなパーツ(部品)で構成されています。それぞれのパーツ名と特性をおぼえておいたらメンテナンスの時に役立つのでしっかりおぼえておきましょう。

 

レスポールモデル

 

レスポール

■レスポールモデルとは?
レスポールとはアメリカのギブソン(Gibson)社から1952年に発売したエレキギターのモデル名です。

 

現在のエレキギターの主流ともいえるモデルで、フェンダー社のストラトキャスターモデルと並んで人気を博しています。ストラトキャスターと比べると重量が重く、ストラトに付いているトレモロアームと呼ばれる金属の棒がありません。

 

サウンドについては太い低音が特徴で、ハードロックやメタル系のミュージシャンに好まれて使用されています。パワフルなサウンドを得意としますので、繊細な音作りについてはストラトキャスターモデルのギターの方が向いているかもしれません。スケール(弦を張った長さ)も短いのでまさにステージ向きのギターと言えるでしょう。

 

レスポールタイプのパーツ ヘッドとネック部分

 

レスポールのパーツ、ヘッド部分①

①ブランド名
ここにブランド名(メーカーの名前)が入ります。
②チューニングマシン(ペグ)
音調整器具。ペグを回すことでチューニング(音階調整)をおこないます。
③糸巻き
鉄の弦を穴に通し巻きつけます。
④ロッドカバー
このカバーをネジで開くとトラスロッドがあります。
⑤ナット
弦を誘導するための部品、プラスチック素材や牛骨素材があります。

 

<%レスポールのパーツ、ヘッド部分②

⑥フレット
フレットの位置を変えることで音程が変わります。
⑦ポジションマーク
フレット位置を示す目安マーク。
⑧フィンガーボード
フレットの打ってある弦を押さえる部分、とても硬い木でできています。

 

レスポールタイプのパーツ ボディ部分

 

■ボディ上部

レスポールのパーツ、ボディ部分

①ポジションマーク
フレット位置を示す『目安』マーク。
②スイッチ
ピックアップの切り替えスイッチ。
③ポールピース
ピックアップの部品の一つ、弦の振動を拾う金属製のパーツ。
④フロントピックアップ
弦の振動を電気信号に変換して音に変えるパーツ。

 

■ボディ下部

レスポールのパーツ、ボディ部分

①バインディング
ふちどり、装飾。
②ピックアップエスカッション
ピックアップ周囲に取り付けられているネジパーツ。
③リアピックアップ
フロントピックアップと同様、弦の振動を電気信号に変換して音に替えるパーツです。
④ブリッジ
弦の張り具合をここで調節出来ます。ボディと弦の誘導パーツ。
⑤トーンコントロールノブ
ここで音色を調整します。
⑥ボリューノブ
ここで音量を調整します。
⑦エンドピン
ストラップをとりつけるためボディに打たれた鉄製のピン。

 

ストラトキャスターモデル

 

ストラトキャスター

■ストラトキャスターとは?

ストラトキャスターはアメリカのフェンダー(Fender)社によって発売されたエレキギターのモデル名です。

 

ストラトキャスターもエレキギターを代表する定番モデルで、レスポールと並んで多くのミュージシャンに愛用されています。レスポールタイプと比べて重量が軽く、ハイ・ポジションが弾きやすいのが特徴となります。

 

ストラトキャスターにはトレモロアームという金属製のアームがついています。このトレモロアームを小刻みに動かすことでサウンドを意図的に歪ませることが可能です。ストらとキャスターはレスポールモデルに比べてマシンセッティングが緻密に行なえるのでテクニカル系(ジャズや早弾き)のギタリストに好まれるモデルといえます。

 

ストラトタイプのパーツ ヘッド部分

 

<ストラトキャスターのパーツ、ヘッド部分>

①チューニングマシン(ペグ)
ペグを回すことでチューニングをおこないます。
②糸巻き
ここに鉄弦を巻きつけます。
③ブランド名
ブランド名、メーカー名が入ります。
④ナット
弦の誘導パーツ。

 

ストラトキャスターのパーツ、ヘッド部分②

⑤フレット
金属製のしきい棒。押さえるフレットの位置によって音が変化します。
⑥フィンガーボード
硬い木で出来た板。『指板』とも呼びます。
⑦ポジションマーク
フレット位置の目安マーク。

 

ストラトタイプのパーツ ボディ部分

 

ストラトキャスターのパーツ、ボディ部分

①フロントピックアップ
弦の振動を電気信号に変換して音に変えるパーツ、フロントピックアップの場合ネック側の音を拾うので音の輪郭が甘めになります。
②センターピックアップ
リアピックアップとフロントピックアップとの中間。
③リアピックアップ
ブリッジ側の音を拾うのがリアピックアップ。音の輪郭は粒が揃い固めになります。ソリッドな音を出したい時はリアピックアップを選択しましょう。
④トレモロユニット
トレモロアームと呼ばれる鉄の棒を装着して、アームを押さえることでサウンドに独特な『ウネリ』を付け加えることができます。
⑤スイッチ
ピックアップの切り替えスイッチ。
⑥ボリューノブ
音量を調整するノブ。
⑦トーンコントロールノブ
音色を調整するノブ。
⑧シールド差込口
ギター用のシールドケーブルを差し込む場所。
⑨ブリッジ
『弦の張り』具合を調節する場所。ボディと弦の誘導パーツ。
⑩エンドピン
ストラップを取り付けるための鉄製のパーツ。

 

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