ピッキングとは?
ギターの弦を弾く(はじく)ことを総じてピッキングと呼びます。エレキギターの場合、ピックを使って弦を弾くのでピッキング=ピックさばきと思ってもいいでしょう。ピッキングには基本的にダウンピッキングとアップピッキング、それらを交互にするオルタネイトピッキングあります。このページでは一般的なピックの持ち方、ピッキングのやり方を紹介しているので参考にしてください。
ピックの持ち方
ここでは基本的なピックの持ち方を説明します。
まず最初に人差し指を『く』の字に折り曲げます。
次にその上にピックを置きます。
そして最後に親指でピックをつまみます。
力加減については、ギュッと握るのではなく卵が割れないくらいの強さです。
ピックの先は5m~1cm程度出しているのがベストです。
右手はブリッジに軽くそえるように置きますが、置いた手が弦に触れてしまわないよう注意しましょう。
ダウンピッキング
6弦側から1弦方向にかけてピッキングすることをダウンピッキングをいいます。
上向きに構えた状態から、うちわをあおぐ要領で手首を軽くかえすのがコツです。
アップピッキング
1弦側から6弦方向にかけてピッキングすることをアップピッキングといいます。
ピックの方向はダウンピッキングの時と反対で下向きにします。
ダウンピッキングと同様、手首をかえすようにして弦をはじきます。
オルタネイトピッキング
オルタネイトピッキングはダウンピッキングとアップピッキングを交互に繰り返すのピッキングです。交互に繰り返すことで素早いフレーズを弾くことが可能となります。オルタネイトピッキングのポイントはダウンとアップの音量が均一になるよう力加減を調節することです。
それでは下の楽譜を使って簡単な練習をはじめてみましょう。最初はダウンピッキングで始め、しだいにオルタネイトピッキングに移行していきます。ある程度コツがつかめてきたら各弦で同じように練習し、メトロノームを使って早めのリズムで弾いてみたりしましょう。
エレキギターQ&A
Q.ダウンピッキングばっかりで弾いてる人がいるけどあれはどうなの?
A.パワーコードといわれる4,5,6弦を中心としたコードを弾く場合はダウンピッキングの方がリズムが刻みやすいです。 またロック系の人はギターを腰辺りで構えるスタイルが多いので必然的にダウンピッキングオンリーになってしまうようです。 音についてはダウンピッキングの方がザクザクとした出音になるのでこれもまたロック向きといえます。逆にいうと テクニカルなジャンルで弾こうと思ったらダウンピッキングだけではスピードが追いつかないのでオルタネイトにきりかえる必要が出てきます。